HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

ベルトを締めて、


何事もなかったように部屋を出ていこうとしたオレを、


「もう少し一緒にいてよ」


ソファに寝そべっていた女が、不機嫌そうに見上げた。


オレはニッコリと微笑(わら)い、


「無理」


そう即答する。


「もう!」

「またね、先パイ」


手をヒラヒラさせると、今度こそドアを閉めた。


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