HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

その日の晩。


いつものように公園で真奈美に会っても、オレの心はまだ鎮(しず)まらなかった。

美緒のことを考えて黙りがちになるオレに、


「この間…ごめんね…」


怒ってると思ったのか、真奈美が消え入りそうな声で呟く。


そんな真奈美に、慌ててフォローをした。


「いや、それはもういいって」

「ホントにごめんなさい…」

「また埋め合わせしてよ。な?」

「うん」


明るく言うオレに、真奈美はやっと笑顔で頷いてくれた。

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