HEAVEN'S KISS Ⅰ【完】

CrossKiss /昴side


順調にシュートを決めるオレに周りもノリノリになって、いいペースで試合が進んでいた。


今日のオレは最強だ。


シュートを決めるたびに、約束通り見に来てくれた美緒に視線を送ると、ニッコリと微笑んでくれた。


…今すぐ抱き締めてぇ‼


いちいち身悶(みもだ)えしながら、オレはまた得点を重ねていった。


子猫ちゃん達の黄色い声も、今日は一段と激しい。


「昴!」


パスが回ってきて、オレはライン外からスリーポイントを狙った。


ボールは綺麗に弧を描いて、ゴールネットに吸い込まれた。


途端に湧き上がる歓声。


メンバーとハイタッチを交わし、また観客席を見上げる。


だけど…


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