HEAVEN'S KISS Ⅱ【完結】

LoveTrapKiss /昴side


コーヒーを淹れ、読みかけのビジネス書を開いてみたけど、


“続きは帰ってからね”


美緒が残していった甘い言葉が耳の奥から消えず、さっきからただページを眺めているだけだった。


諦めてメガネを外した時、今度はオレの携帯が鳴った。


画面には『須永』の表示。


「もしもし?」


珍しいなと思いながら待っていると、泣いているような声が聞こえてきた。


「須永…?」

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