LOVE&BEAT

FAKE /志乃loves

「ブラックでいい?」



「…うん」



あれから家まで送ってくれた巧希が、コーヒーを淹れてくれた。



手慣れた様子でカップを用意してる姿に、
きっとこの家にしょっちゅう来てるんだろうなって思った。



里緒が寂しくないようにって…



「おいしい」



一口飲んで、張り詰めてた気持ちが緩んだのか、
素直に、「ごめん」って言えた。



今日のことも、それからこの間のキスのことも…



「何が?」と、とぼける巧希。



相変わらず、お人好しなんだから。

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