LOVE&BEAT

SLOW /里緒loves

降り続いた雨が上がり、ようやく晴れた日の午後。



大好きなトマトパスタをフォークに巻きつけながら、
さりげなくマッシュルームをお皿の隅によけてると…



「こーら、好き嫌いしないの」



まるで、ママみたいな声が飛んできた。



「あげよっか?」



「何でも食べないと、胸でかくならないよー?」



「……」



テーブルを挟んで向こうに見える谷間に羨望の眼差しを向けた後、決死の覚悟で口へ入れた。



「っ!!」



途端に涙目になったあたしに、「はい、お水」と、
すかさずコップを差し出してくれる。



やっぱり、ママみたい。



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