LOVE&BEAT

SLOW /玲beats

バスルームのドアを開ける音に、
窓辺に立っていた小さな背中が、ビクッと跳ねた。



「綺麗だねっ」



緊張を誤魔化すような、やけにはしゃいだ声。



ほんま、わかりやす(笑)



髪を拭いていたタオルをソファに掛け、近付いて行く。



「れ、玲の家どの辺かなっ!?」



「里緒」



「あ、あの光ってるの何だろうっ!?」



「こっち向いて」



背を向けたままの里緒の肩に触れると、



「喉乾いたねっ!お水…」



そう言って、脇をすり抜けようとする腕を掴んだ。


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