LOVE&BEAT

TRUE /里緒loves

「出来たっ!」



シャーペンを置いて、床にゴロンと体を投げ出した。



「お疲れ~」



そんなあたしの頭の上の方から、のんびりとした声が降ってくる。



事実、全ての課題を夏休み開始1週間でやり終えてしまった
茉莉には、焦る理由がない。



必死でレポートを書いてる隣で、ジャスミンティーを飲みながら
優雅に読書なんかしてたし。



それに比べ、2日前から茉莉の家にお泊りさせてもらってるあたしは、部屋着にボサ髪のまま目の下にうっすらとクマなんか浮かばせてひどい有様。



今まで玲のマンションで甘やかされていたもんだから、
ハッキリ言って地獄の日々だった。



だけど寝かせてくれない鬼女史のおかげで、
気持ちのいい新学期が迎えられそう。


0
  • しおりをはさむ
  • 1190
  • 978
/ 698ページ
このページを編集する