LOVE&BEAT

HERO /里緒loves


朝目覚めると、カーテンの隙間から眩しい光が差し込んでいた。


枕元の時計を見ると、7時ちょうど。


ベッドから抜け出すと、思いっきり伸びをして爽やかな空気を吸い込んだ。


今日は待ちに待ったイベントの日。


ライブも楽しみだけど、巧希に会えるのがもっと嬉しい。


寂しいからなんとなくつけてるテレビから、ニュースを読み上げるキャスターの声が流れてる。


だけど、あたしの頭の中には他の音や声なんて入る余地さえないくらい巧希でいっぱい。


だって10日振りだもん。


その間メールや電話で話しはしてるけど、全然足りないよ。


早く触れたい。触れてもらいたい。


逸る気持ちを抑え、温くなったミルクティ
ーでトーストの最後の一口を流し込み立ち上がった。

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