LOVE&BEAT

KISS /里緒loves


「―…緒、里緒っ!」


その声に驚いてガバッと起き上がると、茉莉が呆れたような顔であたしを見下ろしていた。


「あれ…?」


「あれじゃないよ、もう終わったよ」


「終わり…?」


キョロキョロと周りを見渡してみると、部活に向かう男子やおしゃべりを楽しむ女子…


憂鬱な月曜日の授業が終わって、リラックスした生徒達ばかりだった。


「あたし…」


「うん、寝てた。6時間目丸々」


「…やば…」


「知らないからね、怒られても」


茉莉のその言葉にドキッとして、呼び出される前に帰ろうと慌てて支度を始めた。

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