LOVE&BEAT

CAGE /玲beats

…ベタな展開やな。



そう思いながら、
向けられた視線を受け止めた。



いつものように冷静を装うとしてるけど、
隠しきれない苛立ちが伝わってくる。



そんな巧希のことを待ち望んでいて、
ようやく現れたというのに、凍り付いている里緒。



握ってる手が、微かに震えている。



「…何やってんのって聞いてんだけど」



俺への低い声を聞いて、不安そうに見上げてくる里緒に、
「大丈夫や」と、目で応えた。




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