―KINGDOM―

第三章 /二節

それからの銀河くんと言えば。


怒濤の攻めを見せる。

放課後、に限らず、時間を見つけては銀河くんが光ちゃんに会いに来る。

光ちゃんは逃げているけれど、銀河くんが光ちゃんを探しているのは明白で。銀河くんがいなくても、光ちゃんは注目の的となった。


「目立ちたくない、」


と頻りにもらす光ちゃんだけど、手遅れだと思う。


「目立ちたくない、………でも、あんたと関わったときから、この運命なのか、」

「運命って大袈裟な、」


ぶつぶつ呟く光ちゃんが最近の主な様子だ。


「目立ちたくない………あの、天使、天然過ぎる……」

「確かに天然だよね。」


銀河くんは光ちゃんに天使認定され。

天使という単語がたまに悪魔と言い間違えてるような時があるけど。

わたしが返事をしても光ちゃんの呟きは止まらない。


「このまま、ぶつくさ言って気持ち悪い女って思わせるか………」

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