―KINGDOM―

第五章 /三節


伯豪さんは足早に書斎を出ていってしまった。部屋にいた鹿目さんとこの部屋のドアを開けてくれた人以外はみんな伯豪さんと一緒に出ていった。


「じゃあ、十獅朗さんの部屋にでも行きますか。」


鹿目さんに声をかけられて、頷く。立ち上がる前に目の前に人が立つ。


「っ、?」

「おい、鬼島!」


鹿目さんの声がして、鬼島さんというらしい目の前の人の肩を掴む。


「何もしません。」

「お前に目の前に立たれたらビビるだろ。」


確かに大きいし。顔が険しい。


「話があるだけです。」

「しなくていい話だ。」


鹿目さんは話の内容分かってるのかな?


「別にあなたの許可はいらない。」

0
  • しおりをはさむ
  • 631
  • 1208
/ 497ページ
このページを編集する