45度の華





「俺にとってこの最上階は譲れないものなんだ」

「え?」

「ここは俺の全てだから…」

「全て?」

「うん…でも君にとってはちっぽけなんだよな。どんな子を連れてきても喜ばれるけど、やっぱ君は違う」

「…」

「…知りたい」

「へ?」

「君のこともっと知りたくなった!!」


パァッと明るくなった顔。
まるで子供みたいだった。



「また店に行っていいかな?」

「え?あ…もちろん」





結局その後すぐ桜介さんの運転手を呼んで
家に送って貰った。



次の日いつも通り店に向かうと
店長に泣いて喜ばれた。


昨日の売り上げは、
店ができてから一番良かったらしい。


私を連れ出したお金も沢山くれたとのこと。


そしてまた必ず来ると電話があったと
私の手を取りはしゃぎながら言った。




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