45度の華

万華鏡 /01 桜介



2回目の冬がきた。






最近は一希の部屋で眠る事が多くなった。
そうしないと寝付けなくて…



頭では一希はもういない事は仕方ないって
解決してるつもりだった。


だけど体と心が
もう無理だと叫んでる。




一希がいないとダメだって。













会社につき、
自分の部屋に行くと


「碇さん…最近ご飯食べてます?」

上田がコーヒーを持ってきてくれた。



「え…?どうだっけ?」

「仕事忙しいとは思いますが…なんか痩せましたよね?」

「…どうだろ」

「碇さん?」


なんだろ…頭が回らない。



「俺、ちょっとトイレ行ってくー・・」


そう立ち上がった瞬間
クラッとめまいがしてその場に倒れてしまった。




「碇さん!?碇さん!!!」


上田の声がどんどん遠くなっていく。


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