45度の華





桜介さんと私の関係は
どれにも当てはまらない。


それが今更になって悲しくなるなんて
私が馬鹿なだけなのに。




「…もういいです。ごめんなさい」


「あっ、おい!」


桜介さんの言葉を無視して
自分の部屋に入った。





“どうしてわかってくれないの?”



そんな言葉、
恋人でもないのに言えるわけもなく、


喉まできた言葉を
抑えるのに必死だった。




言ったら全て終わる。



それだけは嫌なのに…







私がもう少し勇気があって
素直な子だったら



今頃とっくに伝えられてるのかな?






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