龍のナミダ Ⅰ 【完】

崩れゆく日常 /加わった仲間

※※ 紗羅Side ※※



『一体、どういうつもり!?』



涼しい顔をして、微笑を浮かべる男に詰め寄る。



ここは、人気の少ない校舎に設置された非常階段の踊り場。



私は数日振りに学校に表れた人物を呼び出し、問い詰めた。




私の苛立ちを反映させたような空は、風に流され真っ黒な雲が渦巻いている。







―――今にも雨が降り出しそうだ。






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