龍のナミダ Ⅰ 【完】

崩れゆく日常 /モトカノ

※※ 隼人Side ※※



「あっれ~?ハヤト君じゃん!久し振りぃー!!」


「本当だぁー♪ねぇ…今夜は私が忘れさせてあげよっか…?」



久し振りに顔を出したダーツバーに入るなり、両腕に女が絡みついて来る。



…どいつもこいつも過去の話を持ち出しやがる。



『失せろ…馴れ馴れしく触んじゃねぇ…』



殴りたいのをグッと堪える。



「そっ、そんな怒らなくてもいいじゃない!」


「そうよ!私達はハヤト君がまだ美さ…」



『…殺すぞ?』



至近距離で睨めば、ハレ物に触ったかの様に女達は慌てて手を離した。








  

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