龍のナミダ Ⅰ 【完】

交錯する思惑 /大切な場所

※※ 紗羅Side ※※



響の家で服を着替え、バイクに跨る。


今日は――行きたい所がある。





こんなに近いのに、訪れるのは二年振りだった。


『久し振りに来たな…』



ここは、奏と初めて会った公園。



海が近くて、堤防沿いにずっと遊歩道が続いている。






――ここからも、海が見える。



ここに来れば、君と同じ海を見られるんだね。



そう思うと自然と笑みが零れた。






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