龍のナミダ Ⅲ 【未完】


『ぐっ…はぁ…はぁ…』

やっぱ本職は一味もふた味も違う。

ガキの喧嘩とは比べ物にならない。



「もう終いか…?」

先程自分が言ったセリフを返される屈辱。



けど、利き腕の関節を外されたんじゃ

腕を上げる事すら出来ない。



痛みと日々の寝不足のせいか意識が朦朧とし、


言葉を返す事も出て来ない。


今出来る事と言えば、荒い呼吸をくり返すだけ。



このまま死ぬんじゃないか、と漠然と思いながら

逆らう事を諦め意識を手放した。



──目蓋が完全に落ちる直前


黒いスーツに身を包んだ


眩しい程の、金髪の男が視界に映った気がした。






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