龍のナミダ Ⅲ 【完】

※※ 綺羅 Side ※※



爽に助けて貰った日に連絡先を交換していた俺は

早朝の彼からの着信に驚いた。


正直、かける事もかかってくる事もないだろうと思っていたから。


通話ボタンを押すなり、


「湊通り。どうにかしろ。」


そう言って切れた電話。


どんだけ俺様だよ…



だが、紗羅の事が絡んでる以上無視出来ない。

慌てて家を飛び出し、何をどうすればいいのか思案しながら湊通りを北上した。



暫く走ると



「嘘だろ…」



もう事は始まっていた。




そこに、空間を切り裂くような爆音が響き渡り



異質な空気を纏った人物が黒いバイクから降り立った。



一瞬俺に視線を向けるも、躊躇う素振りなど見せず



続々と集まってくる龍のメンバー達を


次々に沈めていった。










0
  • しおりをはさむ
  • 33
  • 52
/ 309ページ
このページを編集する