龍のナミダ Ⅲ 【未完】

明かす覚悟 /風の牙城




「…こちらへ。」

相変わらず気味の悪い笑顔のイチに案内されたのは

近寄り難い真っ黒な倉庫の外観とは似つかわしくない、小奇麗な部屋。


上座に置かれている豹柄のソファーを囲むように配置されている白いソファーへ座るよう促される。


「へぇ~綺麗にしてんだなぁ!あっ、これ最新の空気清浄機じゃん!!すげぇー。」

キョロキョロ部屋を見回してはしゃぐ俊哉。


「神風がアロマ好きとは意外だな…」

飛鳥も興味深そうに観察している。

十分に寝たお陰か1人スッキリした顔をしているのが恨めしい。



俺も他のチームの幹部部屋に興味無い訳じゃないが

この2人の様子が気になってそれ所じゃない。


2人は相変わらずで。

綺羅はこの世の終わりみたいな表情。


亮介は眉間に皺を寄せて難しい表情。

あれから一言も発せず、何か考え込んでいる。






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