龍のナミダ Ⅲ 【完】

明かす覚悟 /葛藤

噛み締めるように紡いだ言葉は

それぞれの胸に重く圧し掛かった。



──正直、何て言っていいのか分からねぇ。




神風との関係を断ち切らせ、

自分の手の内に収めようとしてた女が

まさか、そのTOPだったなんて。


しかも本人から伝えられてんのに、

話も聞かず信じようともしなかった。



自分の愚かさ加減に笑えてくる。


…そりゃ馬鹿だって言われるわな。




──簡単には手に入らない、手には負えない女。



今、目の前に鎮座しているのは気高い豹。


あぁ成る程な、と今更ながらに納得する。



thirDRAGONの倉庫に入っても物怖じする事なく前を見据えていた紗羅。


ウチのNo.3を意図も簡単に捻じ伏せてみせた。















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