LICEnse 中 【完】

hue-04 /黒の偽り、その奥は











「リョウ君ふっかあーーーつ!!」






明らか馬鹿丸出しおまけにあほ面そしてうざい。三拍子揃った馬鹿では言い表せないこの馬鹿は朝早い教室に馬鹿でかい声を響かせた。






「・・・」



・・・こいつ。




「リョウ!久しぶりだな!」


「うおっ、カンちゃん久しぶり!昨日会ったけどな!」



感動の再会みたくがっしりと抱き締め合うお馬鹿2人。


カン太はリョウに会ったみたいだけど、夏休みほとんど会わなかった俺はリョウが昨日の始業式に来なかったから今日が久しぶり。



やっぱ夏でもこいつの煩さは治んなかったか。


手元にある投げれそうなものをあの阿呆に向かってぶつけそうになるのを何とか我慢してやった。


本当に、何とかぎりぎりだけど。




「うおーっ!むぅちゃんも久しぶりー!!」



カン太との熱い抱擁を終え、両手を広げて向かってくるリョウ。



・・・え。




リョウには悪いけど(悪いなんて思ってないけど)流石にそれは我慢できないキモさだったから。



「っうおわ!」



動くのは面倒だったけどしょうがなく椅子から立ってそれから回避させてもらった。



あっぶねー、そう言いながら椅子に激突して転けそうになるのを防いだリョウ。


危ねえはこっちの台詞だ。


 

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