君の為にできること【完】

第一章










乱れたベッドの上の白いシーツ。


乱雑に脱ぎ捨てられたワンピースと下着。









・・・あ、そっか。


カーディガンは、寝室に入る前に脱いだんだっけ。いや、脱がされたんだっけ・・・?






そんなどっちでもいいことを、ぼんやりと考えていると、




「ーーー起きたんだ?」



ついさっきまで私と同じ素っ裸だったくせに、いつの間にか高級スーツを身に纏った男が戻って来た。



「寝てないし」



「ああ、気持ち良すぎて失神してただけか」





そういうこと、さらりと言うな。


・・・・・ホントのことだけど。

  • しおりをはさむ
  • 644
  • 4528
/ 259ページ
このページを編集する