鈍色の空【完】

番外編・それぞれの道へ






『会って話したいことがある』







希和からそうメールが来たときから、もうわかっていたことだった。


話の内容なんてすぐに察しはついたし、それは早いか遅いかだけの問題だと思っていた。








希和と付き合い始めたのは、高校1年生の時だった。


好きだと告白してくれたのは希和からだったけど、私のほうが先に希和に一目惚れしていた。



だからあの時はすごく嬉しかった。





初めて人を好きになって、初めて恋人ができたのも。



デートもキスも、その先も。



私の全部の初めてが希和だった。


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