Honey, so sweet!!①【完結】

ステージ6 /大人しいとなんだか寂しいですⅠ


「んで、何が不満なんですか?」



会社の給湯室。



理子ちゃんが眉間に深いシワを寄せて不機嫌な面持ちで、私を睨みつけながら頬杖をつく。




「へ?不満って…」



私はもたもたとコーヒーメーカーに分量どうりに量った水を入れながら、ちらと彼女を振り向く。




「んもーーーー!!夏目さん!!そんなのんきにコーヒーつくってる場合じゃないですよ、マジで!!」



理子ちゃんが、キーキー叫ぶその声を、背中に受けて、私は給湯室の食器棚の引き出しをガチャガチャとあさりながら、モゴモゴと彼女に答える。



「え、ええ?でも…コーヒー四つ急ぎで応接室までって課長に頼まれて…。あ、なんかお菓子も持ってたほうがいいかな?」



「寺田さんにメールくらいはしたんですか?」



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