Honey, so sweet!!①【完結】

ステージ6 /大人しいとなんだか寂しいですⅡ


「おっかしいなぁ…

なんでみんな来ないのかなぁ…」



来月という急な人事異動のおかげで、急遽決まった寺田さんの送別会は結局、理子ちゃんの鶴の一声で「ホテルのスイート貸切パーティ」に決定した。

海外支部への移動は確かに名誉な事だろうけど。
こんな高級ホテルのスイートでやるなんて…

盛大すぎやしないだろうか?



いや。それだけ、彼の仕事振りを皆が認めているってことだよねぇ。



私はそんな事を考えながら、明らかに場違いな某有名ホテルのロビーで一人オドオドと、会社の皆を待っていた。



「パーティーだから!!」と、言って今日の為に理子ちゃんに買わされた、無駄にガーリッシュで光沢感のある真っ白でふわわんとしたキャミソールワンピを隠すようにストールをゆるめに肩に巻く。


「確か、七時って言ってたのに…」


夜の七時、ホテルのロビーで待っててください!!


と、理子ちゃんは確かに言っていた。


しかし、時刻はもう7時半をすぎようとしていた。



コレはおかしい。
理子ちゃんどころか、会社の人誰も来ないなんて、絶対におかしい。


私、ホテル間違えた!?

私は不安になり、とっさに携帯を手に取り、理子ちゃんに電話する。





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