ぶきっちょ狼{しっと☆[完]→続編追加中

ぶきっちょ狼{心から /妬キモチ

「アイツらの話、信じんなよ」

「・・・うん」


夏樹君は私の手首を掴んで先へ先へと歩いていく。


「俺は嫉妬したりしねぇ」

「・・・うん、わかってる」

「・・・っ、わかってねぇよっ!!」

「え?」

「・・・いや、俺は嫉妬しねぇ」


2人きりになってから夏樹君の様子がおかしい。
嫉妬してないって言われて、そうだねって言ってるのに。


「うん、だからわかってる」

「・・・・・・っ」


その度に歩みを止めて、歯を食いしばって私を睨んでくる。


でもそれを可愛いと思う私は・・・。

さっきのアイスカフェラテにはシロップじゃなくて、惚れ薬が入っていたんだとしか思えない。

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