「え！？ゆ、ゆーちゃん？」
「ゆーちゃんって...まさか...！ひ、ひろくん？うっそ...」
「そのまさかみたいだね...。」
10年ぶりに再会した私の初恋。
彼には彼女がいました。
学校で噂されるほどの美男美女で誰もが羨ましがるような２人。
私が敵うはずもありません。
彼だって彼女のこと想ってるはずなのに、なんで...
「ゆーちゃんはすぐ怪我するんだから～、ほらおいで。手当するから。」
「ゆーちゃんは昔からおっちょこちょいなところ変わらないね。ハハッ。」
「最近無理してる気がするけど大丈夫？なんかあったら俺に言えよ？」
どうしてそんな心配してくれるの？昔のことまで覚えてくれてるの？
そんなことされたら期待しちゃうじゃん...。