シークレット ブレス 【完】

第2幕 /先輩の気まぐれ


教室に戻ると、案の定ギャル達の冷たい視線とコソコソする姿が突き刺さった。


内藤さんはものすごく怖い顔をしている。


崎山くんのことが好きっぽいから、なおさら気まずい。


でも、そんなんじゃない。


本当かわからないけれど、実は彼、伊吹先輩ラブだし。




だけどやっぱり崎山くんの一件が原因なのか、それから数日が経つごとに、掲示板の書き込みはエスカレートしていった。


私はどんどん孤立していく。


『崎山くん狙い?』


『無理でしょw 相手にされるわけないし』


『でもちょっとかわいくない?』


『本人乙』


『でた! 本人降臨w』


『自演とかw』


『てゆーか、ここ二次募集で受かったらしいよw』


『本命落ちたってこと?』


『高校落ちるとかwwwww』



――もう、限界……。



こんなことまで言われてるなんて……。


呼吸が浅くなる。


動悸に耐えきれずに、そこで画面を消した。


崎山くんには見ないほうがいいって言われたし、私もそう思う。


でも気になってしまう。


私がどうしようもできない次元で、ものすごいパワーで巻き起こっている負の連鎖が、歯がゆくて苦しくて悔しい。


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