一人静【完】

気持ち






それから時が過ぎるのはあっという間。


夏休みが終わり、まだムシムシと暑さが残る中ホームルームでは大盛り上がり。


その理由は、







「ーーーーーー修学旅行の話だがーー、」



二年生の最大イベント。
三泊四日の修学旅行。


うちの学校は毎年沖縄


周りのみんなはすごく嬉しそうだが私は、






…………海、か。

また行くのか。
溶ける、というか溶けます……。



って感じ。



「おーいー、顔に出てるぞー?相沢」


「……だってやだ」



前の席の駿にも言われるほど。



「じゃあ、修学旅行委員出てきてー」



担任の声がして、駿が私を行くぞとツンツンとつつく。





……めんどくさい。



「……はあ、」


「ほら、ため息つかないのー」



そのまま押されながら、教卓の前へと立つと
みんなの視線がこちらへと向く。



「よし、じゃあまずグループから決めてくださーい。二日目、三日目はグループ行動なのでーーー、」


「……」



どんどんと進めていってくれる駿に少し感謝


やはりまとめ役がうまいのかスムーズに決まっていくんだよね
実際私はただぼーっとしていればいいだけ。




というか、私席に戻ってもよくない?
私、絶対いらないよね?

って程。



「はい、早くー!」



駿が頑張ってくれてるし…









「ほいほーい、何勝手に戻ろうとしてんだー?」



さりげなく席に戻ろうとゆっくりと足を踏み出すと掴まれる襟



「…ぐう、」


「相沢、リーダーだろ?俺もだし、頑張るからちゃんとやろうぜー?」



リーダー?



リーダー?



「……あ、」




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