一人静【完】

過去







「ひーなーちゃーん!!!」


「わっ、」



自分のクラスへと向かっていると突然真横からくるいつもの衝撃



「…優香、おはよ」


「おはよう!ひなちゃん!風邪!治ったんだね!良かった!!」



ガクガク、と肩を揺さぶられる



それにしても優香、元気すぎる。

さすがにそのハイテンションにはついていけないかな…

それに一応病み上がりだからね…





結局熱が下がったのは土曜日

だから今日は久しぶりの学校



「小田、相沢は病み上がりなんだからもう少し優しくしろよー」



よく言った、駿




珍しく。



「おはよ、駿」


「おう!おはよ!元気になったか?」


「うん、」



キラキラが飛ぶような爽やかスマイルを私に向けると遠くの方で黄色い声が飛ぶ




…やっぱりモテるね、

別に長く会ってなかったわけではないのに久々な感じがする。



「良かった良かった」


「ごめんねひなちゃん!もう少し丁寧に扱う!」


「丁寧に扱うって、物じゃねーんだから」


「あ、そっか!」


「……」



いつでも賑やかで元気な二人にはすごく助けられる

きっとあの日いきなり帰った事だって気になってるはずなのに…



「…心配かけてごめんね」



静かに声を出すと、二人とも私を見つめる





「それと……ありがとう」



いつも側にいてくれて。



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