一人静【完】

思い思われ







「あの!写真撮ってもらっていいですか!?」


「…あ、あの、写真はスタンプ押した人としか撮っちゃダメって言われてて…」


「あ!本当ですか!?じゃあ受付行ってきます!」



私の言葉を聞くと校内へと走っていく女の子達



少し、申し訳ないけれど…

文化祭二日目の朝
杉崎くんにそうしろと言われ
その後には委員長にも念を押された。


客を増やすためだと…。



「……ふぅ、」



今日も総動員で歩き回っていて休憩などない。



だから…



………すごいお腹、すいた。



今はちょうどお昼くらい。


何か、買いに行こうかな…



首にかけているポシェットの中のお金を確認する

宮田さんが不便だからと、白雪姫の衣装に合わせて可愛い小さめのポシェットを作ってくれたのだ。


昨日食べた唐揚げ美味しかったから
唐揚げ買いに行こうかな…



ーーー




「やっと着いた…」


何度か声をかけられながらやっとの事でついた唐揚げ屋さん



並んでいると。



「あ!!ひなちゃん!!」



どこからか、優香の声


キョロキョロと、優香を探す



「こっちこっち!」



よく見ると少し遠くで優香が人混みの中でぴょんぴょんと跳ねながら大きく手を振っている



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