Wedding March!【完】

第3章 /女子力アップ?

仕事の帰り道。
とあるクッキングスクールに寄った。
もちろん、入校目的で。

悠介さんと別れてから、アタシは自分のダメさ加減をどうにかしなくてはいけない、と本気で考えた。
25にもなって今更感満載だけど、気付いてしまったからには放置するわけにもいかない。

でも、具体的になにをすればいいのかがわからない。
なにをどうすれば、アタシのスキルが上がるのか。
さんざん考えては見たものの、なにもいい考えが浮かばなかったアタシは、とりあえず女子力を上げてみようと思った。

自分のダメさ加減には気付いたものの、やっぱり幸せな結婚は諦められない。

しかも、そうそう悠長に構えているほど時間もなく、しばらく恋愛はおやすみしようとは思ったものの、焦る気持ちはなくならず。

そんなわけで、とりあえず恋愛休暇期間中に自分の女子力をあげておこう、という結論に至った。
で、【女子力アップ=家事力アップ】ってことで、クッキングスクールに通ってみようと思いついた、というわけだ。

ちょくちょく食べさせてもらっている彰良の料理のせいでもある。
いくら調理師免許を持っているとはいえ、女子のアタシが男子の彰良にこうも負けていて良いものか。
のんきに彰良の料理を頬張っている場合じゃないのではないか。
『お店出せるよ』とか言って、感心している場合じゃないのではないか。

てなわけで、クッキングスクール。
単純かもしれないけど、なにもしないよりはマシだろう。
うん。

入校案内のパンフレットを貰って帰ってきた。

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