Wedding March!【完】

第3章 /幸せって

彰良が初めて『また明日』と言わなかった次の日。
土曜日だから、今日は仕事は休みだ。

だから、用事がなければ外に出る必要がない。

最近の週末は、いつも彰良が突然、電話かメールをしてきてなんだかんだと予定を入れて、一緒に過ごしていた。

その前は、週末でも外に出れば、自動販売機かコンビニになぜか彰良が居たりした。


でも、今日はきっと電話もメールも来ない。
外に出ても、彰良はいない。

彰良が『また明日』と言わなかったから・・・



久しぶりに1人で過ごす休日は、ものすごく時間が経つのが遅かった。

見てもいないテレビを付けたり、消したり、ベッドでゴロゴロしたり。
なにもすることがなくても、なにかをする気も起きない。

外が暗くなって、いい加減お腹が空いてきたけど、食べるものがない。
なぜなら、このところずっと彰良の家でごはんを食べていたから。

自分用の食料の買い物をほとんどしていなかった。
だからといって、コンビニに行く気にはなれない。

もう、彰良がいないあのコンビニには行きたくない。

結局、アタシは土日の2日間を一歩も外に出ずに過ごした。

0
  • しおりをはさむ
  • 278
  • 695
/ 292ページ
このページを編集する