Wedding March!【完】

おまけSS /ベストな環境

「絵梨ちゃんっ!」

「あ、パパ!遅くなってごめんね?」

「いいよ~。で、何食べたい?」

「アタシ美味しいものなら、何でも好き~」

「よぉ~し、じゃぁ、おススメの店連れてっちゃう!」


上機嫌で歩き出したパパに、くっ付いて行くアタシ。

でも、なんか…これって…


「………」

「ん?どうした?絵梨ちゃん。」

「パパ…この会話って…」

「ん?」

「キャバ嬢とお客っぽくない?」

「えー、そぉ?」

「うん、唯一の救いはアタシがキャバっぽくは見えないことぐらいで、会話の中身は完璧キャバ嬢だよね?」

「おかしいねぇ?ボクのシナリオでは、可愛い娘とダンディなパパっていう、設定だったんだけどねぇ?」


ダンディって…おい。
いや、確かに見た目はバッチリ、ダンディですよ?

でも、喋るとひとたび…デレデレしたキャバクラ通いの客みたいだよね?


なぜアタシが往来のど真ん中で、こんな恥ずかしいことをしなくてはいけないのか?

すべての始まりは、先週のこと。




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