イケメン副社長の愛は、私以上に重いです【完】

作者清水セイカ

重過ぎる愛を与えられる度、私が私じゃなくなっていくーー

相手が好きになるとその人のことしか見えず、つい重くなってしまう桜間寿梨(さくらま じゅり)二十四歳。


運命の人だと信じていた彼氏に裏切られた寿梨は、重い自分を変える為ワンナイトの軽い付き合いを求めてバーへと立ち寄る。


そこで出逢ったのは、今まで見たことのないような完璧な長身イケメン。


軽いお付き合いの練習として、よく知らないまま彼と関係を持った寿梨だったがーー












“離さないよ、一生“


“君が頷くまでずっと、キスしてるから”





私以上に重い愛をくれる彼は、私には手に負えません。


好きには、なれません。







重い愛×重い愛は成立するのかーー?