WORLD Ⅰ 【完】

WORLD /繋がり

和玲に手を握ってもらい、カーステから大好きな音楽。心地良い車の揺れ…いつの間にか眠ってしまっていた。






「愛香」

「ん…」

目を覚ますと外は真っ暗だった。

「ここは?」

「飯」

後ろを見るとファミレスだった。

そう言えばお腹がすいた。

「お前…」

「?」

和玲は私を見て、少し笑いを我慢したような顔をした。

「店入ったら、お前トイレいけ」

「え?」

そう言えば芹の店でトイレに行ってから行っていない。

「え…あ、はい」



トイレ我慢してたつもりはないのに、気を使われたのかと思って恥ずかしかった。




二人で店に入り、和玲から離れてトイレに行った。


『!!!!!』



鏡を見てびっくり!


マスカラが……

泣きすぎたんだ!

いくらウォータープルーフだとしてもこれはひどい…


ひどいと言うより怖い…


和玲が車の中で何かを我慢していたのはこれだったんだ…


「はぁ…」


大きなため息をついた。

まさかこんな所にクレンジングなんて無いけど…このままでは居られない。

目の回りはちょっと怖かったけど、ハンドソープで…


後は帰ってからきちんと落とすとして、お水で丁寧に顔を洗った。


タオル持ってきてて良かった。




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