WORLD Ⅳ 【完】

第2章 /真実

翡麗との話を

「少し待っててくれるか」

と止めた。そして色々なことを指示し、自ら指揮をとり始める男。この男こそ副長官。






警視庁副長官が自ら指揮をとる事件…。

よほど凶悪なのだろうか。

機動隊も待機の状態で指示を待つ。

しかし、その副長官の指示を待たずして新たな指示が出た。

それは、副長官の指示を覆せる立場の者からの指示。

「機動隊を突入させる。薬物所持、または危険人物と見なし、危険と判断したときの射殺を許可する」

「は?相手は未成年者ですよ!」

「薬物所持者だ。服用の疑いも大いにある。危険人物だ。被害を最小限に抑えろ。構わん。私が許可する」

「…うっ…」

従わない訳がない。






「A班は1階通用口からB班非常階段に突入準備!
準備でき次第待機!!指示を待て。犯人は薬物使用の疑い有り。場合によっては射殺を許可する」

無線で静かに機動隊長から指示が回る。

その指示に副長官が慌てて止めに入る。

「待て!どう言うことだ?射殺の許可だと?」

「長官からの直接の指示です」

「何?」

副長官は辺りを見渡すが何十台とまばらに止めてある警察の車に、一台一台中までは確認している間はない。

「待て!」

「すみません。いくら副長官でも…長官の指示は…」




「くそっ!!」


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