騎士~KNIGHT~ [完] 

蘭が居なくなって暫くその場から動けなかった。

でも段々時間と共に冷静になっていく私。





自室に戻りクローゼットの上段から鞄を取りだし身の回りのものを詰め込んだ。

着替えを数枚と大切なものだけを詰めた鞄1つだけ。





そして蘭に宛てた手紙をリビングに残して家を出た。

鍵はポストに。

マンションからタクシーに乗り駅へ向かう。

帰宅ラッシュのピークが過ぎた頃なのか、駅は思ったよりも空いていた。





何の変鉄もない10月の平日。

新幹線も混むことなく数時間の長旅も苦ではなかった。

やはり人が多い空間は苦手で、時より視線を避けるように座席を移動したけど。

それ以外は持ってきた本を読んで過ごした。




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