騎士~KNIGHT~ [完] 

第2章

直ぐに蘭が抱き抱え私のベッドまで運んで寝かせてくれる。

意識は朦朧としつつも一応は有る。

これを意識があると言うのなら…だけど。





「待ってろ。直ぐに戻る」

そう言って私の頬に手を当ててから蘭が部屋を出ていった。

確かに今は…夏だけど…

嫌に汗が吹き出す。

部屋の中はクーラーが効いてるはずなのにちっとも涼しくない。





グワーと体が燃えるように暑くて…

私は服をむしりとった。

今、背中のボタンを留めて貰ったばかりのワンピースのボタンを弾きとばすぐらい強引に引っ張って…

「…暑…」

そう言ったのを最後に私の意識は途絶えた。





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