Fight marriage Ⅰ 【完】

第1章 /4話

…店を出て直ぐにタクシーを拾いマンション迄帰った。

零には声を掛けなかったけど、多分あの側近の人は私が店を出たのに気付いていただろうから。





エントランスを抜けるとき、コンシェルジュが

「お帰りなさいませ」

と出迎えてくれた。

「…どうも」

軽く頭を下げてエレベーターホールへ。

右側に2つと左側に3つ並んでいて、中は結構広い。

エレベーターを呼ぶ為ボタンを押してしばらくすると左側の1番手前の扉が開いた。

乗り込んで、最上階…30階のボタンを押す。





30階は私達の部屋のみ。

家賃は…知らない。

賃貸なのか、持ち物なのかも知らない。





私が知ってるのは、私の今の居場所はここだけ。

と言うこと。

そして…形だけの零のパートナーだと言うことを忘れてはならないと言うこと。





弁〈わきま〉えなくてはいけないことも承知している。





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