Fight marriage Ⅰ 【完】

第1章 /6話

自分の部屋のドアノブに手をかけそっと回したとき…

ガチャ…

リビングの扉が開く。

背中でそれを感じながら平静を装った。





でも、背後の気配は動かない。

ふと振り返ると、壁に凭れてこちらを見ている零。

「あ、お帰りなさい」

と微笑んだ。

「…あぁ」

短く返される。

「どうかされました?」

「いや」

「?」

「…」


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