Fight marriage Ⅱ 【完】

第2章 /5話

どことなく思い詰めた顔に見えるのは気のせいだろうか?

それより…

さっきより不機嫌オーラが更に濃くなった気がするのは気のせいだろうか?





…こ、怖いんですが…





「あ、あの…」

「お前はそいつの事をまだ思ってるんだろう?」

「え?」

「いや、おまえ《も》…か」

「あ、あの人は兎も角…私は好きです。今でも大切だし…」





『だけど、本当にもう終わったの。このあなたの居ない1週間の間にいろんな事が有ったの』





そう…

続けようとしたのに…





零は席を立ってリビングを出て行ってしまった。





「何あれ…」





急変はいつもの事。

掴み所の無いのもいつもの事。





急に思い立って彼女の所にでも行く気になったのだろうか?





小さく溜め息をついてチラッと見たリビングの時計は…

8時を回っていた。



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