Fight marriage Ⅱ 【完】

第1章 /2話

零が家に居ないのはいつもの事で、何も変わらない日常が繰り返される。





ただ、この1週間は…零にとっても私にとっても大きな1週間になってしまった。





それは誰が悪い訳でもないと思う。

人の思いの重さが計れる物があるなら、計ってみたいと思う。

その中で1番重い物を選べば幸せになれると言うのなら…

そうしたいと思う。

軽いのを選べば楽になれると言うのなら…

そうしたいと思う。





だけど…

私はどれだけの思いを向けられるかではなく、それを受け止める側の受け皿がどれだけ整っているかって事の方が大事なんじゃないかとずっと思っていた。



けど実際は違うのかもしれない。

やっぱり向けられる思いの方が重要なのかもしれない。

そして受けとる側とのタイミング。





弱ってる心を包んでくれる思いって…本当に心地いい。

その心地よさに

『これでいいんじゃないか』

と思ってしまいたくなる。

少し前に体験した《流される感覚》と言うのをこんなに頻繁に迎えることになるなんて。





実際にその事を目の当たりにしてしまうと何が正解で、何が本物で、何を本当は望んでいることなのかさえも分からなくなった。


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