Fight marriage Ⅲ 【完】

第1章 /6話

どれだけ歩いたのか。

ふと歩きにくいことに気付いて足元を見て驚いた。

靴擦れが出来て、それが潰れて靴の中が血だらけになっていた。

それを見て初めて痛みを感じた。

「…どれだけ鈍いの」






大きな交差点を渡り切った所で、辺りを見渡してもコンビニは見当たらなかった。

絆創膏が欲しいのに。

仕方がないから建物の前に有る小さな縁石に腰かけた。

本当に気が付かなければ平気だったのに。

気付いてしまったらもう知らない顔は出来ない。





これは靴擦れの事だけではない。

彼女の事も。





「はぁ…」

私は溜め息をついて交差点を行き交う車を見ていた。







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