Fight marriage Ⅲ 【完】

第1章 /8話

暫くそのまま玄関に立ち尽くし

《お前を守りたい》

と先程信じられない言葉を発した零の言葉を思い返す。





「どこまでが本気なの?」





朝の出来事が衝撃的過ぎて頭が働かない。

それについて考えようとすると付いてくるのが零が話してくれたあのときの行動の意味。

見捨てられたとか、眼中にないとか、何よりも彼女が大切なんだとかどう考えてもそうとしか思えなかったあの時の零。

でも違った。

いや、違ったらしい…

あれが私を護る行動だと言うのなら…

随分と屈折してる。





フゥ…

と大きく息を吐き出して踵を返した。





この…

《お前を守りたい》

と言う言葉の意味が分からなかったと言うか、分かっていなかったのは…

私が子供だったからだと言って通用するだろうか。

それともそんな守られなければならない立場になどなったことがないから…

と言って通用するだろうか。





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