Fight marriage Ⅲ 【完】

第2章 /2話

リビングのソファーに座りお婆様と談笑をしていた私の顔が固まる。

笑っていたはずの顔はヒクヒクとひきつった様になり…

私から笑顔が消えた。





なのにそれとは反対にお婆様は満面の笑みとなり

「遠い所よく来たわね」

と零に言った。






「え?」

今日、零が来ること知ってたの?

ここのお迎えに来るのが零だって知ってたの?





私の顔から疑問を読み取ったお婆様は

「さぁ、お顔を拝見できたことだし邪魔者は退散いたしましょうか」

そう言ってモーリに目配せをした。

モーリも事を読み取った様で私たちに無言の一礼をしてお婆様の車椅子を押しリビングを出ていく。






「お…婆様?」





まだ何もお婆様には話してない。

今回私がここに来た理由〈わけ〉を。

なのにこの展開は私が望んだ物とは違う。

私は零から離れたくてここに来たのに!









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