Fight marriage Ⅲ 【完】

第3章 /2話

直ぐに出てこいと言った峠の姿は何処にもなかった。





当たり前の様に車が待ってるものだと思っていたけれど、よく考えたら私が電話してくるとも、いつ電話が掛かるかも分からないのに何て理不尽な事を私は思っていたのだろう。

そんなことを思いながらも逸る気持ちを抑えられない。

イライラしながら右に左に視線を送るけど、この田舎道のはるか先にその姿を捉えることはなかった。





「もう!峠さん!」

少しでも歩いて行きかけたいところだけれど…情けないことに病院がどっちの方向に有るかも分からない。

それに、唯一の連絡の取れる手段の携帯をほかして来てしまった。




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